もう何年前になるでしょうか。
同じメンバー8人で、季節ごとに年3〜4回のペースで、
決まった鮨屋さんに集まっています。
みんなもともとはワイン教室で出会った仲間で、
職業もバラバラ。
それぞれ本当に忙しい人たちばかりです。
共通しているのは、ただひとつ。
食が大好き、鮨が大好き、ということだけ。
それなのに、この会はずっと途絶えずに続いています。
しかも毎回ほぼ全員出席。
みんなのスケジュールを考えると、
ちょっと驚異的なことだと思うんです。
なぜ続いているのか。
理由はとてもシンプルでした。
人気のお寿司屋さんなので、
次回の予約を、その日のうちに決めてしまうからなんです。
「今日は美味しかったね、絶対また来ようね」と盛り上がったその場で、
次の日程を押さえる。 これだけ。
もしこれを「後で決めよう」にしていたら、
絶対に続いていなかったと思います。
人間って、ちょっと間が空くと
「面倒くさいな」とか「他のことが優先かな」とか、
いろんなものが入ってきて、 決まるはずのものが決まらなくなるんですよね。
「決められなかった会」で起きたこと
実は、同じ寿司会のメンバー+他の人を加えた、
別のワイン会というグループもあるんです。
こちらはワイン好きが集まって、
ワインに合うお料理のあるレストランを楽しみましょう、という会。
これも定期開催のつもりで始まりました。
ところがこちらは、毎回違うレストランに行くこともあって、
その場で次回の日程が決められないんですね。
LINEグループで調整さんを使ってやり取りするんですが、
不思議なくらい全員の予定が合わない。
やっと候補日が見つかっても、
人気店の場合はその日に予約が取れない。
そんなことが続いているうちに、
「あのレストランに行きたい」というのが、
なんと数年がかりの一大プロジェクトになってしまって。
気づいたらシェフが近々引退すことになってしまったんです。
そうなると残された日数の争奪戦が始まって、
結局その席は取れずに、行けずじまい。
「みんなで行くんだから」と思って、
個人的に2人や3人で訪れることもずっと我慢していたのに、
結局シェフは引退してしまった。
本当に残念な経験でした。
調整さんという便利な仕組みがあっても、
決まらないものは決まらない。
仕事の予定なら優先度第一でサクサク決まるのに、
遊びになると「次の日が朝早いから」
「午前中に大事なプレゼンがあるから落ち着かないから」と、
いろんな事情が顔を出して、
結局決まらなくなる。
鮨会とワイン会。
同じようなメンバーなのに、
続いた会と、行きたい店に行けなかった会。
違いはたったひとつ、
日付が先に決まっているかどうか」だけだったんです。
お教室の集客でも、まったく同じことが起きている
これ、お教室の集客にもそのまま当てはまる話だと、
私は思っています。
「この日に募集をかけて、人が来てくれるかわからない。
だから様子を見よう」
「準備がもう少し整ってから日付を決めよう」
集客で悩んでいる先生から、本当によく聞く言葉です。
気持ちはすごくわかります。
私自身、もともと先延ばし体質ですから。
子供の頃からずっとそうで、
性格的なものもあるかもしれません。
でも仕事をやればやるほど、
このパターンがすごく不利だということに気づいてきました。
3ヶ月後の自分の気分なんて、誰にもわかりません。
その日に本当にやりたいかどうかも、
その日になってみないとわからない。
そんな「たられば」を考えても、
結局は何も決められないままなんですよね。
人間って、決めたらそれに合わせて動いていくものなんです。
逆に言うと、決めないと動けない。
コミュニティサロンを3人で始めて、改めて実感したこと
最近、他の先生2人と一緒に、
コミュニティを始めました。
これがもし自分一人だったら、
「もう少し様子を見て」
「母の入院があるから」
「子供の試験があるから」
「まだ全体像が見えていないから」と、
いつもの先延ばしパターンに入っていたと思います。
でも3人でやると、
他の2人に迷惑をかけられない。
自然と「3人で決めて、仕事も分担して、さっさと進めよう」という気持ちが、
一人のときよりずっと強く動くんです。
だから半年ほど前から、
もうどんどん日程を決めていきました。
この日までに募集のLPを作る。
この日に募集を開始する。
募集期間は何日間。
そんなふうに、ぜんぶ先に決めてしまう。
決めたことを、3人で何度も口に出して話すから、
自分の頭にも自然と刷り込まれていきます。
そしてその日付に向かって、
自然と体が動いていく。
蓋を開けてみたら、
初期メンバー募集は予想を上回る反響でした。
大成功と言っていい結果です。
「準備してから決める」ではなく、
「決めて準備する」。
順番をひっくり返しただけなのに、
こんなに違うのかと、改めて実感しました。
短い人生、悔いのないように先に決める
私自身、これが完璧にできているかというと、
まったくそんなことはありません。
だからこそ、こうしてちょっとした日常の気づきを書いたりしているんです。
ただ、人生の後半戦に入った今、
強く思うことがあります。
「あの時やっておけばよかった」
「予定が合わなかった」
「忙しかった」
そんな理由で諦めることが、
これからの人生で1回でもあったら、
本当にもったいない。
お教室の集客も、新しい企画も、行きたいレストランも、
全部同じです。
先に決めて、それに合わせて準備していく。
これが、何よりも確実に前へ進む方法なんじゃないかと思っています。
集客で迷っている先生に、
いつもお伝えしていることがあります。
「この日に人が来てくれるかわからないから様子を見る」のではなく、
「この日に絶対人を集めるんだ」と先に決めて、
その信念のもとに動く。
集まる集客って、
たぶんそういう順番でしか作れないんですよね。
短い人生、これからやりたいこと、
ぜんぶ叶えられるように。
先に決める、という癖を、
少しずつでも身につけていきたいなと思っています。


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